著者の声
とおい道 著者 日向 路子様 〈埼玉県〉
「一粒って書いて、いちりゅう社っていう出版社があったわよ。」
友が偶然、ネット検索で目に止まった社名、それが私と一粒社との出会いになりました。
対応が悪ければ他者に替えれば良いと、軽く考えていましたが、連絡を下さった宮原さんの対応、製本に至る過程での、どの方も快良い親切な対応に対し、お会いしての打ち合わせは愛知と埼玉で出来ませんでしたが、「信頼出来る会社」との印象を抱きました。
装丁において、私の著書3冊目にして大満足の1冊になり、感謝しております。
装丁も誠実さが伺え、良心的な価格にも、一粒社の皆様の心を感じます。
筆を下ろそうと考えていた私が、一粒社との出会いと、展開によって、まだお付き合い願いたいと考えるようになったのも、宮原さんとスタッフ皆様のお陰です。ありがとう御座いました。
如風伝 著者 福山喜久雄様 〈著者の声寄稿者:桜井光世 様 (神奈川県)〉
今回、父の古希のお祝いに何かできないかと考え、父は昔からイラストや文章を書くのが得意だったのでちょっとした文集を作れないかと思い立ちました。
しかし初めてのことでどこにどんな風に頼んでいいのか全く分からず、インターネットでいろいろ検索し、一粒社さんのホームページが分かりやすかったので問い合わせてみることにしました。
実は最初もう一件問い合わせていたのですが、どちらもメールでのやり取りだけだったのですが、一粒社さんのほうがなんとなくいい感じに思えました。
作って行く過程が、急かされず、かと言って遅すぎもせず、ちょうどいい感じで進めてもらえました。
出来上がりは家族一同とても満足しています。
また何かの時には是非お世話になりたいと思っています。
いつかだれかのサンタになるきみへ ささき かおる 様 (福岡県)
上の子供が3歳の頃、私は「この子が成長してサンタクロースに対する疑問をぶつけてきたら、向き合って話したい、サンタの正体をあかしても周囲にどれだけ愛されてるか伝えたい」と思うようになりました。
メモ帳をバッグにしのばせ、良いフレーズが浮かぶと走り書き、5年かかって家事育児の合間にたまったフレーズを整理し始めた矢先、9歳になった上の子供がサンタの正体に気づき始めました。いよいよ話す時がきた!クリスマスプレゼントとしてこれを絵本にと、パート勤めの2児の母が40歳で挑戦しました。
一粒社さんにお願いした理由は、手頃な値段と納品の早さ。普通絵本は費用がかかりがちで、私の場合はサイズも特殊でしたが、パート代でおさまりました。装丁もしっかりしていて、挿絵も原画と変わらずきれいな発色。大満足です。担当して頂いた宮原さんとのメールでは、私はホークスの地元、一粒社さんはドラゴンズの地元ということでプロ野球談議にも花が咲き、作業をすすめるのがとても楽しかったです。
山茶花 著者 岩橋 みさを 様 〈著者の声寄稿者:林 桂子 様(大阪府)〉
母 のつたない歌集を素敵な本にしていただいて本当に有難うございました。 とてもきれいな本に仕上がっていて、母は「これで、いつ死んでも子供や孫が見て思い出してくれる」と喜んで, 自分の作った歌なのに読んで感激して泣いていました。 少ない部数ですのに、親切にお世話していただいて感謝しています。本当に有難うございました。
経営計画書 著者 株式会社E 様 (東京都)
約180ページ相当の経営計画書を作成することになり、同じ内容で複数の会社にお見積もりをお願いしましたが、一粒社さんのレスポンスが一番早く、しかも一番安かったのでお仕事をお願いすることにしました。
製作途中、二転三転するこちらの話を真摯に受け止めていただき、その都度、再見積もりしていただけましたので安心して進められました。十分満足のいく工程を経られましたので、地理的に離れていることによる不備は何も感じませんでした。メールでのやり取りは備忘録になるし、校正も郵送で中一日で到着するので、スケジュール通りに進捗できて納期もばっちりでした。
納品された経営計画書は思っていた通りの出来栄えで大満足でした。ありがとうございました。特に、折込のページが多かったにも関わらず折り目の位置をページごとに少しずつ、ずらしていただいたので書籍が膨らむことなく美しく仕上げられていたのには感心させられました。
また、来年度の経営計画書もお願いしようと思っています。
市民社会のロゴス 共同体のトポス 著者 山下祐樹 様 (埼玉県)
二〇〇九年の暮れ、私はミュンヘンを訪れた。ノイエ・ピナコテークにおける絵画群と向き合った後、そこから徒歩で十数分の場所にあるミュンヘン大学の構内へと足を踏み入れた。その瞬間、私の脳裏に或る音楽の旋律が浮かび上がったのである。それは、一八七六年、カールスルーエで初演された後、直ぐにミュンヘンでも演奏されたブラームス交響曲第一番、その第四楽章における「歓喜」の響きであった。そしてそれは同時に、筆者が数年前、その交響曲を端緒として記し始めた共同体と市民社会についての探究である修士学位請求論文のことを想起させたのである。この瞬間から、本書の出版に向けた道程が開始されたといえよう。
本書は、その既存の変形建築物から、M・リーデル、J・エーレンベルク、G・デランティの論考に依拠した共同体・市民社会概念の歴史的系譜に関する部分を抽出し、追加修正したものである。それは、すなわち、共同体・市民社会とは何かという純粋な関心に基づき、市民社会の「概念(ロゴス)」の検討から、共同体の「場所(トポス)」の探索を行う作業であった。いわば、レチタティーヴォ(recitativo)―オペラの中で叙述的な独唱―のごとき考察方法を用いて。
私は、個人的な目標として、ベートーヴェンがピアノ・ソナタ第八番「悲愴」を作曲した年齢までに、何らかの著作を出版したいと考えていた。それを実現してくれた一粒社に感謝を申し上げたい。